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オカルトを検証する 「カオスゴブリンの巻」 検証結果追記χ2検定BBS

2004.12.27

BBS連動追記型エッセイ。最近追記した日付→ 2005.02.24

 ミューをやっていると、噂を色々と耳にします。

 よく耳にするものは次の5つ。

  1. 宝石の出る直前には、特定のアイテムが多数出る。
  2. 宝石が出る直前には、特定のゼンが出る。
  3. 宝石は立て続けに出るので、一度出たらしばらく帰還しないほうがよい。
  4. EXアイテムは、出る周期と出ない周期がある。
  5. カオス合成・宝石強化のは、カオスゴブリンの動作に関連性がある。

 さて。この中で、一番手っ取り早く検証できそうなのは、5番のカオスゴブリン関連だと考えられます。

 そんな訳で。
これからしばらく、色々と検証をしていきたいと思います。

■検証条件
この瞬間にカオス合成/宝石強化をします。 ノリアのカオスゴブリンの動作を、しばらく眺めていると一定の動作があることが分かります。

1.手にもっている宝石を掲げる
2−1.掲げるに戻る 2−2.宝石をトス

 ゴブリンがトスをして、宝石が一番高く上がり、「宝石の向きが6時00分の位置の時(左の画像)」になった瞬間に、
カオス合成や宝石強化をしていきたいと思います。

 何度か高くトスをするので、何度目かのトスかによっても条件が変わりますら、
今回は目押しの易しい2回目のトスで判定したいと思います。

 


これまでにカオス合成などを行った結果。

トス条件:トスの2投目
日 付 検証内容 n数
(n累計)
成功率
(%)
結 果
(累計)
成功率累計(%)
カオス
(内容別)
霊 魂 生 命 箱・星・ハート・指輪類
× 0 1 2 3 アイテム ゼン
2005.02.24 エナ実 3 (5) -  - -  - - - - 3 (5)
100.00 
- - - -
2005.02.22 悪魔の招待状+4 14 (137) 60 10 (97) 4 (40) 70.80 ↑0.07                
2005.02.21 悪魔の招待状+4 23 (123) 60 18 (87) 5 (36) 70.73 ↑1.73                
悪魔の招待状+3 12(28) 70 10 (26) 2 (2) 92.86 ↓7.14                
ディノラント 2 (4) 70 2 (4) 0 (0) 100.00 →                
1 (4) 90 エナ(3) 1 (1) 75.00 ↑8.33                
カオス武器 1 (1) 33 斧(1) 0 (0) 100.00 →                
霊魂 3 (10) 50 2 (5) 1 (5)   50.00 ↑7.14              
生命 2 (2) 50 0 (0) 2 (2)   0.00 →              
エナ実 1 (2) -  - -  - - - - 2 (2)
100.00 
- - - -
2005.02.01 悪魔の招待状+4 12(100) 60 9 (69) 3 (31) 69.00 ↑0.81                
2005.01.27 透明マント+4 4 (36) 80 3 (35) 1 (1) 97.22 ↓2.78                
透明マント+3 1 (3) 80 1 (3) 0 (0) 100.00 →                
2005.01.25 悪魔の招待状+3 3 (16) 70 3 (16) 0 (0) 100.00 →                
透明マント+4 29 (32) 80 29 (32) 0 (0) 100.00 →                
2005.01.23 悪魔の招待状+4 10 (88) 60 7 (60) 3 (28) 68.19 ↑0.24                
悪魔の招待状+3 3 (13) 70 3 (13) 0 (0) 100.00 →                
悪魔の招待状+2 2 (3) 75 2 (3) 0 (0) 100.00 →                
悪魔の招待状+1 1 (1) 80 0 (0) 1 (1) 0.00 →                
霊魂 2 (7) 50 1 (3) 1 (4)   42.86 ↑2.86              
2005.01.21 悪魔の招待状+4 2 (78) 60 2 (53) 0 (25) 67.95 ↑0.85                
2005.01.18 悪魔の招待状+3 1 (10) 70 1 (10) 0 (0) 100.00 →                
透明マント+4 3 (3) 80 3 (3) 0 (0) 100.00 →                
透明マント+3 2 (2) 80 2 (2) 0 (0) 100.00 →                
2005.01.13 悪魔の招待状+4 3 (76) 60 2 (51) 1 (25) 67.10 ↓0.02                
霊魂 1 (5) 50 0 (2) 1 (3)   40.00 ↓10.00              
2005.01.09 霊魂 3 (4) 50 1 (2) 2 (2)   50.00 ↓50.00              
幸運の箱 3 (3) - - - -  - - - - - - 0.00  100.00 
1 (3) 90 エナ(2) 1 (1) 66.67 ↑16.67                
ディノラント 1 (2) 70 1 (2) 0 (0) 100.00 →                
2005.01.05 悪魔の招待状+4 29 (73) 60 18 (49) 11 (24) 67.12 ↓3.33                
2005.01.04 悪魔の招待状+4 8 (44) 60 5 (31) 3 (13) 70.45 ↓1.77                
2005.01.03 悪魔の招待状+3 6 (9) 70 6 (9) 0 (0) 100.00 →                
悪魔の招待状+4 24 (36) 60 15 (26) 9 (10) 72.22 ↓25.45                
2 (2) 90 エナ(1) 1 (1) 50.00 →                
エナ実 1 (1) -  - - - - - - 1 (1)
(100.00) 
-  - - -
2004.12.29 悪魔の招待状+4 11 (12) 60 10 (11) 1 (1) 91.67 ↓0.33                
悪魔の招待状+3 3 (3) 70 3 (3) 0 (0) 100.00 →                
2004.12.28 悪魔の招待状+4 1 (1) 60 1 (1) 0 (0) 100.00 →                
悪魔の招待状+2 1 (1) 75 1 (1) 0 (0) 100.00 →                
2004.12.26 聖誕の星 2 (2) - - - - - - - - - - 0.00  100.00 
2004.12.25 霊魂 1 (1) 50 1 (1) 0 (0)   100.00 →               
2004.12.24 ディノラント 1 (1) 70 1 (1) 0 (0) 100.00 →                

随時、ここに追記してまいります。
また、BBSに結果報告していただけると、そちらの結果も反映させていきますので、ご協力お願いいたします。


追記

(2005.01.25)
(2005.01.27追記修正)

 χ2検定がいまいち、よく分からないというご指摘を受けました。
分かりやすく書きたいと思います。

 このχ2(カイ二乗と読みます)検定は、既に分かっている事柄と、実際に起こった事柄の食い違いの度合いから、実際に起こった事柄が、めったにない稀な事柄なのか、そうではなくって普通の範囲に充分に入る事柄なのかを判定する手法です。

具体的に言うと、既に分かっている事柄というのは、「+4状の合成確率は60%ですと公式発表されている」を指します(60%を成功確率の期待値と呼びます)。

1. 5回合成したら、3回成功した(実際の成功確率60%、食い違い0ポイント)。
2. 5回合成したら、4回成功した(同じく80%、食い違い+20ポイント)。
3. 5回合成したら、悲しいことに1回しか成功しなかった(同じく20%、食い違い-40ポイント)。

 三つのケースはいずれも、5回行った時の結果です。
1.の60%の成功率だった人は、公式発表の通りですから、きっと納得されるでしょうから特に問題はありません。
また、2.の100%の成功率だった人は、公式発表よりもどういう訳か20ポイントも高かったのですが、得をしているので問題視されにくいでしょう。
3.の人は、お気の毒なことに、公式発表よりも40ポイントも下回っていて、お怒りになる方もいるかもしれません。
 まさしく、悲喜こもごもな結果になっています。

 しかし、お待ち下さい。

 これら3つのケースは、それぞれ、たった5回しか合成を行っていません(試行回数は5、または、n=5と言います)。
事例がたった5回では、検証するのに十分な数であると考えにくいと思いませんか? 仮に、第4のケースとして……

4. 5回合成したら、嬉しいことに全て成功した(同じく100%、食い違い+40ポイント)。

 と、いった見事なケースでも、たった5回の出来事だからなぁ〜。と判断されてしまいかねません。
では、充分な数のケースだったらどうでしょうか? 例えば、合成回数と成功の数を2倍にしてみましょうか。

2−1. 10回合成したら、6回成功した(実際の成功確率60%、食い違い0ポイント)。
2−2. 10回合成したら、8回成功した(同じく80%、食い違い+20ポイント)。
2−3. 10回合成したら、悲しいことに2回しか成功しなかった(同じく20%、食い違い-40ポイント)。
2−4. 10回合成したら、嬉しいことに全て成功した(同じく100%、食い違い+40ポイント)。

 さっきより、2倍も説得力が有る気がしませんか?
2−1.は、問題は全くなさそうです。
2−2.は、合成回数が10回ならまだ普通に起こりうる確率のような気がしないでもありませんが、得をしているのでやはり問題にならないでしょう。
2−3.は、5回の時よりも悲しさが倍増して、怒りもヒートアップしていそうです。
2−4.については、見事としか言い様がありません。

 何となく、お分かりいただけたかと思いますが、実際の成功率が5回と10回と同じであっても、食い違いの度合いの説得力がかなり違います。
それも含めて数学的に証明しようってのが、χ2検定なんです。

 つまり。

食い違いの度合いが、明らかに大きい時。何らかの意図的な力が加わっている。

 と、考えられる検定であると、言い換えることができます。

 公式発表の合成確率が60%と出ているにもかかわらず、実際に100回検証してみると、10回しか成功しなかった。または、90回も成功した。というのは、明らかに何らかの意図的な力が働いている気がします。
 また、繰り返しになりますが、同じ確率で、10回中1回しか成功しなかった。または9回も成功した。というのとでは、何らかの意図が感じられる気はするけれど今ひとつ説得力が欠けている気がします。
100回のうちの10回だと多くの人から同情してもらえそうですが、10回のうち1回だと、ふーん運が悪かったね。と、さらっと言われそうな気がしてなりません。

 結構、面白いなと思われた方は、こちらのページに、簡単に検定が出来るページを作っておいたので、遊んでみて下さい。

それでは、続きです。

χ2値一覧
発表確率 実際の確率
60% 100% 90% 80% 60% 40% 20% 10%
n=5   5勝0敗 - 4勝1敗 3勝2敗 2勝3敗 1勝4敗 -
χ2 = 3.33 - 0.83 0.00 0.83 3.33 -
n=10   10勝0敗 9勝1敗 8勝2敗 6勝4敗 4勝6敗 2勝8敗 1勝9敗
χ2 = 6.67 3.75 1.67 0.00 1.67 6.67 10.42
n=100   100勝0敗 90勝10敗 80勝20敗 60勝40敗 40勝60敗 20勝80敗 10勝90敗
χ2 = 66.67 37.5 16.67 0.00 16.67 66.67 104.17
検定表
危険率 5% 1% 0.5%
 χ2 = 3.84 6.63 7.88

■危険率について

 通常の検定では、判定をする基準としては、
小さい確率とされている5%で検定をします。
 これは、傾向を掴むための検定ですので、
5%の危険率でも充分だと思います。

 それぞれのχ2の答え、つまり、食い違いの指数が出たところで、実際にどの程度食い違っているのかを検定していきましょうか。
検定というからには、その検定の内容の精度を断わっておかないといけません。
精度とは、どういうことかと言いますと、検定には、間違える可能性が残されている。ということです。
 これは、一般的に危険率と呼ばれています。
危険率が5%と仮に言いますと、その検定は5%の確率で間違える可能性がある。ということになります。
危険率が低いほど、そのハードルが高くなっていくことになります。それを含めて、検定をしていきます。

 まず、左の表(χ2値一覧)のn=5のχ2の数字をご覧下さい。左から、3.33、0.83、0.00、0.83、3.33と記載されています。
食い違いの指数ですので、全く食い違いがなければ0ということになります。
 次に、右の表(検定表)の危険率のχ2の数字をご覧下さい。いずれも先の数字より大きいのが分かるかと思います。
つまり、n=5の5つの条件に関してのみ検定すれば、たとえ、5勝0敗でも1勝4敗でも、予想したとおり充分起こりうる事象であることが分かるのです。

 続いて、n=10を見てみます。
10勝0敗の事象が起こったとき、その出来事は、右の表からも分かるように、危険率1%のハードルをクリアしています。
これは、間違える危険性が1%。早い話、100〜200回の内1回起こりうる確率であるとも言い換えることができる訳で、その出来事について、有意差がある。という言い方をします。
 また、9勝1敗ですが、わずかに危険率5%のハードルを越えません。これは、充分によくある出来事として処理してしまってもいいでしょう。
逆に、1勝9敗は、予想を反して(?)、200回に1回発生しない出来事であることが分かりました。検定をすることで1勝9敗の人は、奈落のステージでスポットライトを浴びた様だ。と言っても誰も文句を言う人はいないでしょう。

 おまけにつけた、n=100ですが、ここまで説明すれば、わざわざ書くまでもないですね。

 ちなみに。
1月5日の+4状の食い違い度は、1.54でしたが、直近の1月23日の食い違い度は、いくらでしょうか?
もう、計算しちゃいましたか?w そうです、2.45に食い違い度が上がってます。
すなわち、オカルト現象は確実に発現してるって証拠(?)なのかもですな。+4マントに至っては、検証するまでもありません。

(2005.01.05)

+4状のみの検証になりますが、n数が説得力のある充分な数に達しています。
期待値は60%ですが、実測値では67%を越えていますので、トスの効果は7%程、有利であることが分かりました。
詳しい分析は、後ほどです。

(追記) 詳しい分析
χ2検定で検証してみます。

自由値φは、成功か失敗ですので、1。全数73ですから、期待値はその60%の43.8と、40%の29.2なります。
検定を危険率5%で行いますと、検定に用いられる値は、3.84ですから、この数字を上回れば有意差は真であることが明確になります。

  実現値 期待値 食い違い
成功 49 43.8 5.2
失敗 24 29.2 -5.2

さっそく、やってみましょう!

χ2 = (5.2)2/43.8 + (-5.2)2/29.2 = 1.54

はい。検証結果が判明しました。
検証する基準である 3.84 を大きく下回っていますので、予想を大きく外れて、有意差は全くないということが判明いたしました〜。

残念!

(2004.12.29)

BBSの報告によるとタイミングがずれて失敗が出ているものの、タイミングが合っていれば、かなり有意差があります(っていうか、全数成功です)。
もっとn数が集まれば、検証作業に入ります。

タシホ


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