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MU安全教室 8

2005.02.10


 みなさん、MU楽しんでますか〜?


 MUをプレイするにあたって、一度もアイテムトレードをしない人というのはいないと思います。
1鯖の露店で中級装備くらいまでは買えますし、1鯖で行商している人もいないわけではないのですが、ある程度以上の装備を入手しようとするとなりますと公式の取引掲示板やトレードサイト(以下、総称としてトレードサイトで統一)を利用しないわけにはいきません。

 というわけで今回のお題は、

「トレードサイトでは記録が残ることを忘れてはいけない」

「トレードサイトを利用する際には、不文律を把握しておかなければならない」

「売買スレッドを立てる際には、トラブルの原因を事前に潰しておかなければならない」

「最終的に取引のボタンを押すのは自分であるということを忘れてはいけない」

 です。

     ◆      ◆      ◆      ◆

 トレードサイトは公的な場ですので、そこでの言動の責任は自分で負わなければなりません(MU安全教室5に書いたことですね)。
大概のトレードサイトでは混乱防止のため発言削除ができない仕様になっています。また、投稿者特定のための仕掛け(ID制や登録制)がされています。
つまり、あなたのした不始末は誰もが検索できる状態で長いこと記録に残ることになります。
軽い気持ちでキャンセル厳禁のルールを破ったら、本当に欲しいものを買おうとした時に、「過去のキャンセルの記録を確認しましたので、入札をお断りします」 と言われてしまうかもしれないのです。
 逆に自分が売主の時も、入札者の過去の取引履歴をチェックすることで要注意人物を事前に発見することができます。

 自分がうっかりとトラブルを引き起こさないためにも、他人の引き起こすトラブルに巻き込まれないためにも、トレードサイトでは記録が残ることを忘れてはいけないのです。

     ◆      ◆      ◆      ◆

 各トレードサイトには、それぞれ規約や規則があるものですが、それとは別に、特に明文化されていないけれど皆が認めている不文律(暗黙のお約束)があったりします。
スレッドの立て方、入札の仕方、用語などが代表的なものですが、これらを知らずにトレードサイトで取引をしようとすると、何かとトラブルになりがちです。
 まずは、そのサイトの過去ログ(過去の取引例)を良く観察して、どういうお約束があるのかを把握しておきましょう。

 例えば、オークションでよくあるのが、
「終了:○月××日 22:00 終了5分前からの入札は10分キープ」
 という終了条件です。

 これは、

「21:55以降に入札がなかった場合、22:00で最高入札者が落札。
 21:55分以降に入札があった場合、その入札時間から10分間他の人の入札がない状態をキープできたら落札。
 21:55分以降に入札があり、その入札時間から10分以内に他の人の入札があった場合、最新の入札時間から10分キープできたら落札」

 という意味です。
 実際、これを

「終了5分前からの入札があったら終了時間を22:10まで延長」

 と、勘違いしたオークション出品者がいてトラブルになりかけていました。

 また、「準備期間あり(1週間)」 と但し書きがある場合、
基本的に、「現所有のアイテムの売却期間を準備期間と認め、1週間を上限に取引を待つ」 という意味であって、
「一週間あれば足りない分くらい宝石ドロップするだろうから待って」 というのはあまり歓迎されません。
「キャンセル不可」 と書かれている取引スレッドで、「ドロップ運悪くて宝石が揃いませんでした、キャンセルさせてください」 では売主は大迷惑ですし、あなたはその後の取引の時に過去ログを調査されて入札を断られるかもしれません。

 取引上のトラブルは、売主買主の利害に直結しますから、こじれると嫌な思いをしがちです。
それを避けるためにも、まずはそのトレードサイトにどのようなお約束があるかを把握しなければならないのです。
過去の取引例を見て、判らないことがあれば初心者質問板などの質問に答えてくれる人のいる場で聞いてみましょう。

     ◆      ◆      ◆      ◆

 MUをプレイしていて良品がドロップした時の興奮は、なんとも言えないものがありますよね。
でも、それをトレードサイトで売ろうと思うのなら、気をつけて売買スレッドを立てなければいけません。
 何故なら、売買スレッドの立て方によってトラブルに遭遇する確率が大幅に変わるからです。

 例えば、早く取引をして宝石を入手したいのに24時間キープ(入札から24時間新しい入札がなかったら落札という終了条件)でオークションを立てたら、思ったよりもオークションが長引いてしまったので途中で終了時間を設定してしまい、その結果トラブルになったという事例があります。

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投稿者/ 売主(2004/12/16  00:00)
急いで宝石が欲しいので装備を売ります。

○○の×× オークション

開始:祝30
即決:ナシ
レート:祝1=霊3
レイズ:霊から
終了:24時間キープ
準備期間:ナシ
(後略)

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投稿者/ 買手A(2004/12/16  01:00)
祝30で入札します。

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投稿者/ 買手B(2004/12/16  04:00)
祝30霊1で入ります。

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投稿者/ 売主(2004/12/16  06:00)
急いでいるのでやっぱり終了時間を(2004/12/16  08:00)に決めます。

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投稿者/ 売主(2004/12/16  09:00)
買手Bさんの落札です。

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投稿者/ 売主(2004/12/16  10:00)
取引終了です。

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 24時間キープで落札だと書かれていたため、買手Aさんは自分の24時間キープが成立する前の(2004/12/16  23:00)、つまり、その後誰が入札していても24時間キープが成立しない時間にオークションスレッドを確認して、もし上乗せされてたらレイズしようと思っていました。
 しかし、間に合うはずの(2004/12/16  23:00)には、すでに取引は終了していました。
 あなたが買手Aさんなら、納得できますか?

 この場合、売主が途中で終了条件を変えたことが大問題であるのは当然です。
しかしそれ以前に、売主が急いで宝石が欲しい事情があるにもかかわらず、24時間キープ即決ナシのオークションを立てていることが問題なのです。
 時間キープ制で即決がなければ、出品物が欲しい財力のある人が二人いさえすればレイズしあって高額落札で一攫千金の夢は見られますが、ゆっくりしたペースで進行したら5日経っても落札者が決まらないということもよくあります。
 急いでいるにもかかわらず、いつ落札者が決まるかわからないやり方でオークションを始めたことが、この売主のそもそものミスなのです。

 急いでいるなら最初から、「終了:2004/12/16  08:00」 にしておくべきです。
そこまで急いでいないけれど、なるべく早く終了してもらいたいのなら、「即決:祝40」 と即決額を決めておくのも良いです。
「レイズ:祝から」 とレイズの最低単位額を上げておくのも良いですし、進行を早めるために、「12時間キープ」 にしてもいいです。
 逆に、時間はかかっても高額落札を狙いたいのなら、「即決:ナシ、終了:48時間キープ、準備期間:アリ」 とすることもできます。

 オークション(売買)スレッドを立てる場合は、後で諸条件を変更しなくて済むように最初から自分の事情に合わせて立てるのが、トラブルを避ける最初の一手なのです。

 また、前述の、「不文律」 に近いような違うようなものですが、多くの人がトレードサイト利用してきた結果、「トラブルになりやすいポイントを回避するために売買スレッドに書き加える条件」 というものが経験の蓄積の中から生まれてきています。

  • 「終了:×××× ただし、終了5分前からの入札は10分キープ」
    (終了時間を決めているだけだと、人によって見ている時計の示す時間に差があったり、書き込みにラグが発生したりで、終了間際の駆け込み入札ができなかったという不満が買手側に発生しやすいから。少しでも高額落札をという売主の事情もからんでいますが)
     
  • 「ジャスト入札無効」
    (終了:2004/12/16  08:00の場合、タイムスタンプが08:00:00の入札は有効か無効かでもめるから。あるいは24時間キープの場合、2004/12/16  08:00:00入札の次の2004/12/17  08:00:00の入札は有効か無効かでもめるから)
     
  • 「予告なく落札後48時間連絡がない場合はキャンセル扱いとして再オーク」
    (落札後連絡を絶ってしまう人がいるから。「連絡が来ないから再オークに出したら、後で『事情があって連絡できなかっただけ、落札は自分がしたのだから取引する権利は自分にある』と主張してきた」というトラブルも、事前にこの条件を設定しておけば避けられます)
     
  • 「入札はメインキャラか高レベルキャラで」
    (トレードサイト使用実績を確認しやすいから。また、捨てキャラでの取引詐欺を防げるから)

 幸い、トレードサイトには記録が残っていますから、他の人のスレッドの立て方を参考にしてみるといいでしょう。

 トレードサイトに出品するということは、広く買い手を求めるということです。
多くの人がいればちょっと困った人もいるかもしれないわけで、過去にトラブルを起こした人の入札をお断りすることはできても、今まではトラブルを起こしていない潜在的トラブルメーカーが関わってくる危険は避けられません。
 ですから、オークション(売買)スレッドを立てる時から、まずは自分がトラブルを引き起こすことがないようにすること、それからスレッドに関わる人がトラブルを起こす危険を少なくするようにすること、つまりトラブルが起きる余地をできる限り潰しておくことが重要になるのです。

     ◆      ◆      ◆      ◆      

 トレードサイトで売買の約束が成立したら、ゲームの中で取引をしなければなりません。
 一度の取引で済むこともありますが、宝石32個以上の高額取引になると代替品を使っての複数回取引や、ギルドメンバーに協力してもらっての複数人同時取引をしなければならなくなることもあります。
 どのような形の取引であっても、かならず、ボタンを押す前に取引商品を確認しましょう。
最終的に取引ウインドウのボタンを押してOKをするのは自分なのです。

 例えば、あなたが、「+11op12のRD鎧」 を商品確認をせずに取引して受け取って、後で確認してみたら、「+11op無しのRD鎧」 だったということがあったとしましょう。
すでに取引が成立しているのですから、相手に文句をつけたとしても補償してくれる可能性はまずないでしょう。
「ほら、これが証拠だよ!」
「+11op無しのRD鎧」 を第三者に見せたとしても、
それが、「相手から直接受け取った 『+11op無しのRD鎧』」 なのか、「相手から受け取った 『+11op12のRD鎧』 にあなたが自分で生命の宝石を入れて失敗した結果の 『+11op無しのRD鎧』」 なのか判別できないのだから、証拠にはならないのです。
 取引詐欺はGMサポートの対象外ですから、ログから証明することもできません。

 あなたが何らかの形でその損害の補償を求める行動を起こしたとしても、自分の被害を証明する手段が無いのですから、相手方との 「ちゃんと渡した」「受け取っていない」 の水掛け論で終わってしまうのがオチです。
 そして、自分の被害を証明する手段が無いということは、そのようなトラブルの当事者であること自体が、あなたにとってのマイナスの評価につながる危険があるということでもあります。第三者にはあなたが純粋な被害者であるのか、言いがかりをつけているタチの悪い加害者であるのか判断できないのですから、あなたと相手、双方ともに要注意人物としてマークしてもおかしくないのです。

 取引ウインドウのボタンを押す前の商品確認は癖にしましょう。
また、自分が売り手の場合、ボタンを押す前に、「商品はこれでよろしいですか?」 と相手に確認を促してもいいでしょう。
そのひと手間でトラブルを回避できるのですから。

みなさん、自分の身を守りながら、楽しくMUをプレイしてくださいね。 

特命刑事


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